Innovation france.tv PARIS 2024 – 100％クラウドと5G伝送、放送史上初の試み

フランス、パリ – 2024年4月3日– 2024年パリ・オリンピック・パラリンピック競技大会の主催放送局として、フランス・テレビジョンは、5月8日からPARIS 2024オリンピックチャンネルfrance.tvを開始する。TVUネットワークスとのパートナーシップにより、フランス・テレビジョン（France Télévisions）は、100％クラウドベースの5G/スターリンク・ネットワークによりオリンピックの聖火リレーを放送する。 オリンピックの聖火がフランスに届いた瞬間から、フランス国民をひとつにしたいという願いを込めて、france.tv PARIS 2024では、毎日10時間のライブ中継を行い、フランス.tvアプリ、コネクテッドTV、デジタルプラットフォームを通じて1625kmの道のりを追跡する。 エネルギーと環境の持続可能性に大きくコミットしている同グループは、放送方法を変革するクラウド技術、5G、スターリンク、ドローンを駆使したソルーションにより聖火の旅をお届けし、TVU Networksが提供する包括的なツールとエコシステムを選択した。

「この技術革新により、コストを削減しつつ、フランス・テレビジョンが大切にしている品質基準を維持しながら、より多くのコンテンツを、より高い適応性と応答性で制作できるようになりました」- フランス・テレビジョンCTO兼CIOフレデリック・ブロシャール

「聖火の旅を生中継することは、フランス・テレビジョンが2024年パリオリンピック・パラリンピックを取材する使命と見事に一致するユニークなサービスである” とスポーツ・ディレクター、ローラン＝エリック・ル・レイは述べ、 “この技術革新により、この挑戦が可能となり、フランス国民に80日間の聖火リレーを体験する機会を提供することができる。」

このアプローチは、単純なライブプロダクションでさえ革新的である上に、ライブフィード、マルチカメラスイッチング、グラフィック、解説、オーディオミキシング、インカム、プレイアウトなど、このような規模と複雑さを持つイベントのプロダクションのあらゆる面に適用される画期的なものとなる。 聖火の旅を包括的にカバーするため、プロジェクトはAWSのインフラを活用し、エキサイティングな映像をお届けする。 メディアワークフロー全体にわたってTVUネットワークスのソリューションを活用することで、このパートナーシップは、主要イベント初のエンドツーエンドのクラウド放送を実現し、視聴者と密接に共鳴する新しいコンテンツの無限の可能性を切り開く。

「このコラボレーションを通じて」、 France TélévisionsとTVU Networksは、革新性、持続可能性、そしてクラウドテクノロジーのパワーを優先させ、ファンをより身近にするために、未来に向けた新しいスタンダードを打ち立てている」とフランス・テレビジョンの技術革新・AI担当ディレクター、ロミュアルド・ラットは語った。 「100％クラウドのアプローチを選択することで、従来の方法と比較して数十トンのCO2排出量を削減している」。

TVUネットワークスのポール・シェンCEOは、次のように強調する。「ビジョンを現実のものにするための共同作業だ。 これは単なるマイルストーンではなく、業界への警鐘だ。 放送の未来はここにあり、アクセスしやすく、持続可能で、より多くのコンテンツをあらゆる場所のファンに届ける無限の可能性を切り開くものだ」